アメリカン・エキスプレスカードにはさまざまな特典が付帯されています。
中でも海外旅行傷害保険は最高クラスの保険が付帯されていると評判ですが、実際のところ他カードと比べて本当にそれほど素晴らしいものなのでしょうか?
それ以外にも、海外旅行中の保険はアメックスに付帯されているものだけで大丈夫なのでしょうか?
ケロンくん
▼アメックスゴールドの保険に助けられた話!
この記事の目次
- 1 アメックスカードに付帯している海外旅行傷害保険の特徴
- 2 アメックスカードに付帯されている海外旅行傷害保険の基本スペック
- 3 アメックスと他社カードとの比較
- 4 海外旅行中の保険ははたしてアメックスカードだけでカバーできるのか?
- 5 まとめ
- 6 【この記事を閉じる前に!】今持つべき、オススメクレカは!?
アメックスカードに付帯している海外旅行傷害保険の特徴
ほとんどのクレジットカードには海外旅行傷害保険が付帯されています。
それらと比べアメックスカードに付帯されている保険にはどのようなちがいがあるのかを確認してみましょう。
すべてのカードに家族特約がついている
アメックスが発行しているプロパーカードの全海外旅行傷害保険に「家族特約」がついています。
家族特約とは
家族特約とは、アメックスの会員(家族カード会員も含む)になっている人の家族にも海外旅行保険が適用される保険特約のことをいいます。
なおここでいう「家族」とは以下の通りです。
ご家族とは、カード会員の配偶者、家族カード会員と生計を共にするお子様・ご両親などの親族をさします。
親族とは、6親等以内の血族、3親等以内の婚族の方をいいます。
カード会員様のお子様・ご両親などがお勤めされている場合、生計を共にする家族とならない場合があります。
所得税法上の扶養家族などに該当していない場合には「生計を共にする家族」から外れてしまいます。
その場合この家族特約の適用外となってしまうためご注意ください。
誰か一人がアメックスの会員になっていれば、全員をカバーすることができるので助かりますね。
全保険が自動付帯で受けられる(アメックスグリーンを除く)
海外旅行代金をアメックスで決済しなくても、ただアメックスを持っているだけですべての保険の補償を受けることができます。
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補償額は旅行代金をカード決済した場合(利用付帯)と比べると少なくなるものもありますが、これは心強いです。
旅行代金をアメックスグリーンで決済しない限り一切の補償を受けることができませんのでご注意ください。
他社のプラチナカードなみの補償金額と補償内容が完備されている
アメックスプラチナは全クレジットカード中最上位クラスの海外旅行傷害保険が付帯されています。
アメックスグリーンやゴールドにも他社のゴールド・プラチナカードクラスの保険が付帯されています。
昔アメックスのCMのキャッチコピーが「出かける時に忘れずに」だったのも、なんとなくうなずけますね。
アメックスカードに付帯されている海外旅行傷害保険の基本スペック
ではここで、アメックスのプロパーカード3枚(グリーン・ゴールド・プラチナ)に付帯されている海外旅行傷害保険の内容を確認してみましょう。
アメックスグリーンに付帯されている海外旅行傷害保険
補償内容 | カード会員(家族会員を含む) | 家族 |
---|---|---|
死亡・後遺障害 | 最高5,000万円 | 最高1,000万円 |
傷害・疾病治療費用 | 最高100万円 | |
賠償責任保険 | 最高3,000万円 | |
携行品損害 | 1旅行につき30万円(年間最高100万円) | |
救援者費用 | 最高200万円 |
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アメックスグリーンの海外旅行傷害保険の特徴
他社のゴールドカード並みの補償金額と補償内容を取り揃え、年会費が12,000円(税別)で家族特約まで付帯されている大変希少なカードです。
会員の家族なら何人でも基本的にカード会員本人と同じ保険が適用されます。
年に1度は海外へ家族旅行へ行かれる方などには、コスパも高くピッタリのクレジットカードです。
アメックスグリーンの海外旅行傷害保険の足りないところ
利用付帯のため、必ず旅行代金はアメックスグリーンで決済しましょう。
保険内容を確認してみると、「傷害・疾病治療費用」が最高100万円しかありません。
一般的に300万円程度は必要だと言われていますので、ここは年会費無料の他カードなどを上手に組み合わせて補償内容の上積みが必要です。
- 夫婦共働きで、配偶者は扶養家族ではない
- 両親は仕事(もしくは年金)があり、自分の扶養家族ではない
- 子供はいるが、配偶者の扶養家族になっている
「傷害・疾病治療費用」が最高200万円ですから、アメックスグリーンと合わせると合計で300万円までをカバーすることができます。
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アメックスゴールドに付帯されている海外旅行傷害保険
補償内容 | カード会員本人 | 家族カード会員 | 家族(特約) |
---|---|---|---|
死亡・後遺障害 | 最高1億円 | 最高5,000万円 | 最高1,000万円 |
傷害・疾病治療費用 | 最高300万円 | 最高300万円 | 最高200万円 |
賠償責任保険 | 最高4,000万円 | 最高4,000万円 | 最高4,000万円 |
携行品損害 | 1旅行につき50万円(年間最高100万円) | 1旅行につき50万円(年間最高100万円) | 1旅行につき50万円(年間最高100万円) |
救援者費用 | 最高400万円 | 最高400万円 | 最高300万円 |
「アメリカン・エキスプレス・ゴールドカード(アメックスゴールド)」は最強のゴールドカード。充実の保険・特典が魅力。旅好きな方にもオススメの1枚です。
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードの申し込みは、こちらから。

アメックスゴールドの海外旅行傷害保険の特徴
他社のプラチナカードに匹敵するほどの手厚い補償内容です。
1枚持っていればあらゆる海外出張や家族旅行に対応することができレベルです。
アメックスゴールドの海外旅行傷害保険の足りないところ
上でご紹介したアメックスゴールドの海外旅行傷害保険の内訳は、利用付帯の場合です。
自動付帯になると補償金額はこのようにダウングレードされます。
家族特約はすべてなくなり、補償金額も下がってしまいます。
補償内容 | カード会員本人 | 家族カード会員 | 家族(特約) |
---|---|---|---|
死亡・後遺障害 | 最高5,000万円 | 最高1,000万円 | なし |
傷害・疾病治療費用 | 最高200万円 | ||
賠償責任保険 | 最高4,000万円 | ||
携行品損害 | 1旅行につき50万円(年間最高100万円) | ||
救援者費用 | 最高300万円 |
旅行代金もアメックスゴールドで決済したほうがいいでしょう。
アメックスプラチナに付帯されている海外旅行傷害保険
保険・補償内容 | 保険金額(本会員) | 保険金額(家族会員) | 保険金額(家族) |
---|---|---|---|
死亡・後遺障害 | 利用付帯1億円 自動付帯5,000万円 | 利用付帯1億円 自動付帯5,000万円 | 自動付帯1,000万円 |
傷害・疾病治療 | 自動付帯1,000万円 | 自動付帯1,000万円 | 自動付帯1,000万円 |
救援者費用 | 自動付帯1,000万円 | 自動付帯1,000万円 | 自動付帯1,000万円 |
賠償費用 | 自動付帯5,000万円 | 自動付帯5,000万円 | 自動付帯5,000万円 |
携行品損害 | 年間100万円まで(ただし自己負担分3,000円が必要) | 年間100万円まで(ただし自己負担分3,000円が必要) | 年間100万円まで(ただし自己負担分3,000円が必要) |
[アメックス_プラチナ]「アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード(アメックス)」は最強の1枚。メリット・特典・保険とあわせてインビテーションについても徹底解説
アメックスプラチナの海外旅行傷害保険の特徴
補償金額は最高クラスで、しかもすべて自動付帯です。完ぺきな内容です。
アメックスプラチナの海外旅行傷害保険の足りないところ
ありません。
むしろ手厚すぎるくらいです。
アメックスと他社カードとの比較
では次に、アメックスと他社カードとを比較してみます。
比較するカードは海外旅行傷害保険が充実していることでも有名な「JCBゴールド」「ダイナースクラブカード」「ANA VISA プラチナカード」の3枚です。
アメックスグリーンとJCBゴールドの比較
アメックスグリーンと格上のゴールドカードであるJCBゴールドの海外旅行傷害保険の比較です。
アメックスグリーン | JCBゴールド | |||
---|---|---|---|---|
補償内容 | カード会員(家族会員を含む) | 家族 | カード会員(家族会員を含む) | 家族 |
死亡・後遺障害 | 最高5,000万円 | 最高1,000万円 | 最高1億円(自動付帯5,000万円) | 最高1,000万円 |
傷害・疾病治療費用 | 最高100万円 | 最高300万円 | 最高200万円 | |
賠償責任保険 | 最高3,000万円 | 1億円 | ||
携行品損害 | 1旅行につき30万円(年間最高100万円) | 1旅行につき30万円(年間最高100万円) | ||
救援者費用 | 最高200万円 | 最高400万円 | 最高200万円 |
ゴールドカードの中でも海外旅行傷害保険の分野ではトップを争うレベルのお得さで評判の「JCBゴールド」は、基本的には全保険自動付帯。
補償金額も十分で、家族特約もしっかりと付帯されています。
年会費はアメックスが12,000円(税別)に対してJCBゴールドは10,000円(税別)。
これはさすがにJCBゴールドの圧勝です
「JCBオリジナルシリーズカード」の年会費・特典・審査を徹底解説!一般カード(JCB CARD Wなど)からプラチナ・JCBザ・クラスまで全部わかる。
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アメックスゴールドとダイナースクラブカードの比較
アメックスカードを代表するアメックスゴールドと、そのライバルカードとしていつも比較されているダイナースクラブカードの比較です。
ちなみに年会費は、アメックスゴールドが29,000円(税別)でダイナースクラブカードが22,000円(税別)です。
アメックスゴールド | ダイナースクラブカード | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
補償内容 | カード会員本人 | 家族カード会員 | 家族(特約) | カード会員本人 | 家族カード会員 | 家族(特約) |
死亡・後遺障害 | 最高1億円(自動付帯5,000万円) | 最高5,000万円(自動付帯1,000万円) | 最高1,000万円(自動付帯なし) | 最高5,000万円 | なし | |
傷害・疾病治療費用 | 最高300万円(自動付帯200万円) | 最高200万円(自動付帯なし) | 最高300万円 | |||
賠償責任保険 | 最高4,000万円 | 最高4,000万円(自動付帯なし) | 最高1億円 | |||
携行品損害 | 1旅行につき50万円(年間最高100万円) | 1旅行につき50万円(年間最高100万円)。ただし自動付帯なし | 1旅行につき50万円(年間最高100万円) | |||
救援者費用 | 最高400万円(自動付帯300万円) | 最高300万円(自動付帯なし) | 最高300万円 |
自動付帯の場合で比較すると、一番大切な「傷害・疾病治療費用」がアメックスゴールド200万円に対してダイナースクラブカードが300万円のため、ややダイナースクラブカードが有利に見えます。
ただしダイナースクラブカードの海外旅行傷害保険には家族特約がないため、アメックスゴールドであれば利用付帯の場合に使える家族特約は一切使うことができません。
ダイナースの場合、他の家族は別途掛け捨ての海外旅行傷害保険に加入しなければなりません。
こういった状況を考えると、アメックスゴールドの保険の方がダイナースクラブカードより優れていると言えます。
ダイナースクラブカードの申し込みは、こちらから。
アメックスプラチナとANA VISA プラチナプレミアムカードの比較
最後はアメックスプラチナとANA VISA プラチナプレミアムカードの比較です。
センチュリオンを除けばアメックスの事実上の最上位カードと、インフィニットを除けばVISAカードの最上位のプラチナカードを比較しましょう。
アメックスプラチナ | ANA VISA プラチナプレミアム | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
保険・補償内容 | 保険金額(本会員) | 保険金額(家族会員) | 保険金額(家族) | 保険金額(本会員) | 保険金額(家族会員) | 保険金額(家族) |
死亡・後遺障害 | 利用付帯1億円 自動付帯5,000万円 | 利用付帯1億円 自動付帯5,000万円 | 自動付帯1,000万円 | 最高1億円 | 最高1,000万円 | |
傷害・疾病治療 | 自動付帯1,000万円 | 自動付帯1,000万円 | 自動付帯1,000万円 | 500万円 | ||
救援者費用 | 自動付帯1,000万円 | 自動付帯1,000万円 | 自動付帯1,000万円 | 1,000万円 | ||
賠償費用 | 自動付帯5,000万円 | 自動付帯5,000万円 | 自動付帯5,000万円 | 5,000万円 | ||
携行品損害 | 年間100万円まで(ただし自己負担分3,000円が必要) | 年間100万円まで(ただし自己負担分3,000円が必要) | 年間100万円まで(ただし自己負担分3,000円が必要) | 100万円(自己負担額3,000円) |
どちらも最高クラスの保険が付帯されていますね。
一番大切な傷害・疾病治療保険はアメックスプラチナの方が優位です。
ただしANA VISA プラチナプレミアムカードの保険はすべて自動付帯のため、大変使い勝手よくそろえられています。
どちらも必要十分なだけ揃えられているため甲乙つけがたいです。
あえて言うなら、もっとも大切な傷害・疾病治療保険が充実しているアメックスプラチナプレミアムカードが優位と言えるでしょう。
「ANA VISA プラチナプレミアムカード」はお得?他カードよりマイルは貯まる?気になる審査・メリット・ポイント事情を徹底解説。
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海外旅行中の保険ははたしてアメックスカードだけでカバーできるのか?
では最後に、海外旅行中の傷害保険はアメックスカードに付帯されている保険だけでカバーできるのかを検証してみましょう。
アメックスグリーンに付帯されている海外旅行傷害保険だけでカバーできるのか?
残念ながらカバーすることは出来ません。
まず第一に、アメックスグリーンに付帯されている海外旅行傷害保険は利用付帯のみです。
旅行代金に関する費用をアメックスグリーンで決済していない限り、一切の保険の補償を受けることはできません。
仮にツアーなどの旅行代金をアメックスグリーンで決済していた場合(=利用付帯)でも、傷害・疾病治療に関する補償金額が少なすぎます。
最低でも300万円は必要ですから、あと200万円足りません。
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足りない部分は年会費無料のクレジットカードで追加するのがオススメ
不足分の200万円を掛け捨ての保険に加入してカバーすることもできますが、オススメは年会費無料で自動付帯のクレジットカードを作ること。
傷害・疾病治療の補償金額の上限は、クレジットカードを複数持つことにより補償金額を合算することができます。
たとえば年会費無料で自動付帯の海外旅行傷害保険が付帯しているエポスカードを作っておけば、傷害・疾病治療で足りない200万円分を補うことができます。
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アメックスゴールドに付帯されている海外旅行傷害保険だけでカバーできるのか?
アメックスゴールドで旅行代金を決済した場合(=利用付帯)、アメックスゴールドに付帯されている海外旅行傷害保険だけで十分です。
ただし旅行代金を決済しなかった場合、自動付帯の補償金額にダウングレードされてしまうため、大幅に補償金額が下がってしまいます。
これでは傷害・疾病治療に関する補償金額が足りませんし、家族特約の補償はすべてなくなってしまいます。
アメックスプラチナに付帯されている海外旅行傷害保険だけでカバーできるのか?
アメックスプラチナには最高クラスの補償内容の保険が自動付帯されています。
保険には「完璧」はありませんが、ほとんどの人にとってこの補償内容で不足することはないでしょう。
[アメックス_プラチナ]まとめ
本日はアメックスカードに付帯されている海外旅行傷害保険についてまとめてみました。
アメックスの保険の特徴は家族特約が充実していることで、その補償金額もかなり充実しています。
ただし利用付帯と自動付帯の場合では補償金額が大幅に変わってしまうため、アメックスカードをご利用の方が海外旅行へ行かれる際には必ず旅行代金などはアメックスカードで決済するように心がけてください。
またアメックスプラチナに関しては、ありとあらゆる状況に対応することができるため、細かい注意を払うことなく安心して海外旅行を楽しむことができるでしょう。
アメックスプロパーの入門カード。さすがはアメックス、一般カードながらゴールドカード並の特典・ポイント還元率は1%・旅行系特典が多数・最大5,000万円まで補償の国内外旅行保険付帯。空港サービスも。
年会費(初年度) | 年会費(2年目~) |
---|---|
12,000円(税別) | 12,000円(税別) |
還元率(通常) | 還元率(最大) |
0.3% | - |
発行スピード(最短) | |
1週間以上 |
- 保険(海外旅行)○(利用付帯)
- 保険(国内旅行)○(利用付帯)
- 保険(盗難・紛失)あり
- 保険(ショッピング)あり
-
最大1億円の保険付帯・プライオリティパス発行など、旅行・空港系特典はさすがのアメックス。書ききれない特典の数々です。家族カード1枚目は年会費無料なのがいいですね。
年会費(初年度) | 年会費(2年目~) |
---|---|
29,000円(税別) | 29,000円(税別) |
還元率(通常) | 還元率(最大) |
0.3% | - |
発行スピード(最短) | |
1週間以上 |
- 保険(海外旅行)◎(自動付帯)
- 保険(国内旅行)○(利用付帯)
- 保険(盗難・紛失)あり
- 保険(ショッピング)あり
-
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