「アメリカンエキスプレス・カード(通称アメックスカード)」は世界中でそのステータス性の高さには定評があるカードです。
そのいっぽうで「使えない(=決済できない)店舗が多い」「やっぱり都市部以外はVISAかMastercard、JCBでないとダメ」などの声もいまだに耳にします。
そこで本日は「アメックスは本当に使えるのか?」を、さまざまな角度から徹底検証していきます。
この記事の目次
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アメックスは使い勝手がいい?悪い?
まずは、下記をご覧ください。
▼デビットカードとクレジットカードを合計した国際ブランドのシェア数
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1位 VISA 55.52%
2位 MasterCard 26.27%
3位 中国銀聯 12.79%
4位 アメリカン・エキスプレス 3.21%
5位 JCB 1.23%
6位 ダイナースクラブ/DISCOVER 0.98%
これは加盟店舗数ではなく取引高別のシェアですが、取引高が多ければ加盟店舗数も多くなります。
そのため、このシェアからある程度の各カードの加盟店数がわかるでしょう。
日本国内ではありません。
日本におけるクレジットカード国際ブランドのシェア
日本国内における各国際ブランド別のシェアを正確に知るためのエビデンスは今のところ公表されていません。
しかし、多くの場所では「日本国内における加盟店数のトップシェアを占めているのはJCBでは?」と推測されています。
シェアの順位は1位がJCB。
そして少し下がってVISA、Mastercard。アメックスは第4位であると推測されています。
その理由はのちほどお話しします。
アメックスの主な加盟店一覧
アメックスは実際にどれくらい使えるのかを確認する前に、アメックスが公表している加盟店のうち主要なものをざっと確認しておきましょう。
ここでご紹介する加盟店は、都市部だけでなく郊外にも店舗などがあり日本中どこでも利用出来る加盟店ばかりです。
携帯電話料金
NTTドコモ、au、ソフトバンク、Y!mobile、UQmobile
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電気料金
北海道電力、東北電力、東京電力エナジーパートナー、中部電力、北陸電力、関西電力、中国電力、四国電力、九州電力、沖縄電力
ガス料金
北海道ガス、京葉ガス、東京ガス、東彩ガス、東邦ガス、大阪ガス、河内長野ガス、大和ガス/大和ガス住宅設備、広島ガス、西部ガス、九州ガス、日本ガス
水道料金
札幌市水道局、東京都水道局、多摩地区都営水道、横浜市水道局、京都市上下水道局、神戸市水道局、尼崎市水道局、長崎市上下水道局、福岡市水道局
各種税金
国税、Yahoo公金支払い、東京都税、大阪府自動車税、三重県自動車税、愛知県自動車税、千葉県自動車税、福島県自動車税、大分県自動車税、日本年金機構
新聞購読料
日経新聞、朝日新聞、読売新聞、毎日新聞、産経新聞
インターネット料金
@nifty、au one net、ocn、ODN、SpinNet、So-net、BIGLOBE、ぷらら、Yahoo!BB、IIJmio、UQ WiMAX、Aol.
放送・動画配信料金
NHK、J:COM、スカパー、WOWWOW、Netflix、Hulu
固定電話料金
NTT東日本、NTT西日本、NTTコミュニケーションズ、KDDI
オンライン決済
Apple store、Amazon、Paypal、Yahoo!ショッピング、ヤフオク!
電子マネー
JR東日本モバイルSuica、JR西日本SMART ICOCA、楽天Edy
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アメックスが公表しているこれらの主要加盟店からわかること
毎日利用するような「生活インフラ系」や「各種主要サービス」などは、日本中のどこでもアメックスで決済することがわかりましたね。
これ以外にも大手チェーン店系やコンビニ、全国展開しているデパートなどではほぼすべて利用することができます。
アメックスがどれだけ使えるかは小規模・単独店舗での使い勝手しだい
つまりアメックスが本当に使えるのか、使い勝手がどうなのかは小規模展開している地方の店舗や単独店舗などでの使い勝手しだいだと言えます。
大手ではすでにほぼすべての所でアメックスを使うことができるため、こういった場所での使い勝手が最終的にアメックスの使い勝手を決めていると言えるのです。
では次の章では実際にアメックスの加盟店数がどれくらいあるのかを確認してみます。
さきほど「アメックスの実質的な国内シェアは第1位」とお話ししたことが本当なのかを検証してみたいと思います。
アメックスの加盟店数はどれくらいなのか?
アメックスは会員数や加盟店数を正式には公式に発表していません。
そのため正確な数字を知ることは残念ながらできません。
ただしアメックスが利用出来る店舗数であれば、ある程度把握することができます。
JCBとアメックスの加盟店開放について
アメックスとJCBは2000年にお互いの加盟店を開放する契約を締結しました。
そのため現在では、国内にあるほとんどのJCB加盟店でアメックスカードを利用することができます。
お互い開放することにより、顧客の利便性は増し、加盟店の増加により決済手数料は増え、さらには自社で開拓するコストを省くこともで可能です。
JCBの加盟店数から推測するアメックスの加盟店数
JCBの国内加盟店数は約1,000万店舗と言われており国内シェア第1位ですから、アメックスが利用出来る加盟店数は少なくともそれよりは多いと推測できます。
冒頭で「アメックスの実質国内シェアは第1位」と述べた理由は、このようなJCBとの加盟店開放契約によって利用出来る加盟店が大幅に増えたからなのです。
ケロンくん
その時のイメージが20年近くたった今でもいまだに残っているのかもしれないね。
アメックスホルダーの筆者が考えるアメックスカードの本当に使い勝手
筆者はかつてアメックスホルダーであり、今までのアメックス歴はアメックスグリーン、アメックスゴールド、アメックススカイトラベラー・プレミアカードの3枚です。
そこで、約5年間ほどアメックスカードを所有したことがある筆者個人の実感としてのアメックスの使い勝手についてをまとめてみたいと思います。
ちなみに筆者はかなり利便性の悪い地方都市に住んでいるため、都市部に住んでいる人のアメックス評よりはかなり厳しめかもしれません……。
参考程度にお読みください。
日本国内でのアメックスの使い勝手について
国内の使い勝手に関しては、「飲食店」と「飲食店以外」にわけてアメックスの使い勝手について論じてみたいと思います。
なぜなら飲食店は小規模単独経営のお店が多く、アメックスが使えない可能性がもっとも高い業種だからです。
なお飲食店でのアメックスの使い勝手は、以下の4つに分類することができます。
- アメックスが使える飲食店
- 本当は使えるのに使えない飲食店
- 一部だけ使える飲食店
- まったくく使えない飲食店
それでは一つづつ取り上げてみます。
アメックスが使える飲食店
最近は開業したての店舗ですらアメックスが使える店がほとんどです。
理由は決済代行会社のサービス網が昔と比べて拡充されたからです。
最近ではタブレットにカードリーダーをつけるだけで決済できる端末もあり、カード決済システム導入のための手間もコストもかなり下がっています。
ケロンくん
1,本当はアメックスが使えるのに使えない飲食店
顧客がクレジットカードで決済をすると、店舗側は決済手数料をカード会社に支払う流れです。
この手数料の割合はカード会社によって異なっており、
【VISA=Mastercard<JCB=アメックス=ダイナース】
といわれています。
具体的にはVISAやMastercardで2%台前半、アメックスで4%近くとの情報も。
店側としては経費を少しでも少なくするために、本当はアメックスが使えても「ウチはVISAかMastercardでしか決済できないんです」という場合があることも考えられますね。
昔は居酒屋などでは多かったですが、クレジットカードが普及した現在ではこういった店舗はかなり減ってきている印象です。
2,一部だけ使える飲食店
「ランチはVISAかMastercardのみ。ディナーであればどのカードでもOKです」という飲食店です。
一般的に飲食店のランチはディナーのための宣伝効果を期待しているため、一部高級店を除くとほとんどがサービス価格で提供しています。
そのため、決済手数料の高いアメックスは、利益率の高いディナーのみでしか受け付けないようにしている飲食店もあります。
3,まったく使えない飲食店
京都などの一部の地域や超老舗飲食店などでは、どのクレジットカードも受け付けていません。
こういった飲食店も日本にはまだまだあります。
4,飲食店以外のアメックスの使い勝手
クレジットカード決済ができる加盟店であれば、どこでも使えます。
筆者は人口の少ない地方都市で5年ほどアメックスを使っていましたが、VISAが使える店でアメックスはダメと言われた経験は一度もありませんでした。
日本国内のアメックスの使い勝手のまとめ
日本国内ではアメックスはJCBと加盟店解法契約を結んでいるため、カードが使える加盟店でアメックスは使えないというケースはほとんどありません。
ただし店舗側が高額な決済手数料を負担するのを嫌い、加盟店契約違反を冒してアメックスを利用させない場合があります。
しかしそのようなケースも以前と比べるとずいぶん減っており安心です。
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海外でのアメックスの使い勝手について
海外でのアメックスの使い勝手については、北米大陸とそれ以外にわけてまとめてみました。
北米大陸でのアメックスの使い勝手について
北米大陸ではほぼすべての場所でアメックスを利用することができます。
さすがアメックスのおひざ元だけのことはあり、北米を旅行中に決済できなかった経験は一度もありませんでした。
北米大陸以外でのアメックスの使い勝手について
都市部はたいていの場合大丈夫で、地方でもホテルなどであればまったく心配ありません。
ただしヨーロッパの地方都市の一部の小規模店舗などでは利用できない場合があります。
このあたりはやはりVISAやMastercardの広い決済網と比べると、アメックスの決済網はまだまだです。
まとめ
アメックスはJCBとの加盟店開放により、現在ではほとんどの場所で利用することができます。
アメックスのカード決済手数料の高さから加盟店契約違反をしている一部店舗も残念ながらまだありますが、政府が主導しているキャッシュレス化への取り組みによりそれも近い将来大幅に減ることは間違いないでしょう。
「アメックスは使い勝手が悪い!」という噂はJCBとの契約を結ぶ前の話であり、少なくとも現在では国内での利用に不便を感じることはかなり減っており、今では「アメックスは十分に心配なく使えるレベルである」ということができます。
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