台湾に旅行する人は、治安や衛生環境はもちろん、「クレジットカードがどの程度使えるのか」も気になるのではないでしょうか。
ここでは「台湾ではクレジットカードと現金どちらがいいのか」や、現地の電子マネーの詳しい使い方などを解説していきます。
この記事の目次
台湾の基礎情報
詳細 | |
正式国名 | 台湾 |
人口 | 約2,357万人 ※2018年3月時点 |
面積 | 3万6千平方キロメートル(九州よりやや小さい) |
主要都市 | 台北、台中、高雄 |
言語 | 中国語、台湾語、客家語等 |
通貨 | 新台湾ドル(1TWD=3.6円) ※2019年2月14日時点 |
※参考:外務省(台湾)
台湾のマネー状況
台湾は日本以上に現金社会で、クレジットカードが使えない場所も多いのが現実です。
しかし、台北市内はクレジットカードが使えるお店が徐々に増えています。
▼台北でクレジットカードが使える可能性が高い場所
- 大きめのホテル
- ショッピングセンター、デパート
- レストラン
- マッサージ店
- 小さなお店でも観光客がよく訪れるようなエリア
台湾旅行の際にはまだまだ現地通貨が必要になるケースが多いので、多めに両替しておきましょう。
どのようなお店に行くかにもよりますが、通常であれば1日4,000円程度を両替して持っておけば十分でしょう。
MRT(地下鉄)の駅には両替所があるので、両替はしやすくなっています。
カード以外のキャッシュレス決済としては、「悠遊カード(EASY CARD)」という、日本のSuicaのような交通系電子マネーも普及しています。
台湾ドルは紙幣が5種類、硬貨が6種類ありますが、100元紙幣がもっとも使い勝手がいいです。
台湾での各国際ブランドの状況
台湾(台北)で使いやすい国際ブランドを紹介します。
筆者の体感になりますが「VISA=Mastercard>JCB>アメリカン・エキスプレス」という順番です。
世界シェアと同様に、VISA、MasterCardが使いやすいのは想像通りですが、JCBとアメリカン・エキスプレスの順位については逆転しています。
台湾では他の国・地域と比べるとJCB加盟店が多いということになりますね。
ただ、JCBとアメリカン・エキスプレスは提携しているので、JCBが使える店が意外と多かったです。
スポンサードリンク
台湾では、この4ブランドに加えて、中国銀聯が使えるお店も増えています。
JCBラウンジがあるのでJCBをあわせてもつといい
出典:JCB(公式サイト)
JCBのクレジットカードを持っていれば利用できるのが「JCBラウンジ」です。
台湾の首都で、観光客も多い台北にはJCBラウンジ「JCBプラザ ラウンジ・台北」があります。
JCBラウンジでは、現地スタッフが集めた人気のレストランや土産店などの最新情報を提供してもらえたり、お店の予約をしてもらえたりといった各種サービスが受けられます。
夜市、九分でカードは使える?
台湾の庶民の味が楽しめる「夜市」や、台北の山あいの町「九分」でカードは使えるのでしょうか?
※九分は正しくは「九イ分」という表記です。
夜市については、クレジットカードは使えないと考えた方がよさそうです。
現金を用意しておきましょう。
九分についても屋台でクレジットカードは使えず、両替所も見当たらないようなので、多めに台湾ドルを持って行くといいでしょう。
ケロンくん
現地の交通系電子マネーは?
出典:悠遊卡(公式サイト)
台湾にはさまざまな電子マネーがありますが、一番流通しているのが交通系電子マネー「悠遊カード(EASY CARD)」です。
悠遊カードを使うとMRT(地下鉄)に2割引で乗車できるのでお得です。
また電車以外にも、コンビニやスーパー、ドラッグストア、飲食店などさまざまな場面で利用できます。
悠遊カードの使い方、クレジットカードとの使い分け
悠遊カードの使い方は、前払い式の電子マネーと同じで、前もってチャージしたカードを端末にタッチすることで決済できます。
悠遊カードは空港やMRT(地下鉄)改札口、主要コンビニで購入可能です。
購入する際は「ヨウヨウカープリーズ」と言えば通じますよ。
チャージは窓口でもできますし、MRT駅の券売機でもできます。
悠遊カードとクレジットカードの使い分け
海外でクレジットカードを利用する際には、紛失・盗難やスキミング(カード情報の盗難)に注意が必要です。
盗難を避けるには、人ごみに行く時はクレジットカードを安全な場所に隠しておくのがオススメ
スキミングを防ぐには、小さなお店など「怪しい」と感じたらクレジットカードを使わないのが身を守るコツです。
このように、クレジットカードの利用に適さないシーンでは、「現地の電子マネー」の利用をオススメします。
電子マネーは基本的にプリペイド方式(前払い制)なので、万一犯罪にあっても被害額は事前にチャージした金額のみで済むため安心です。
クレジットカードと電子マネーの使い分け
クレジットカードと電子マネーの使い分けは以下のように行いましょう。
▼電子マネーを使った方がいいとき
- 繁華街や、治安に不安がある場所に行くとき
- 信用性の乏しいお店で決済をするとき
- 小銭が大量に出そうなとき(小銭を日本円に再両替することはほぼ不可)
▼クレジットカードを使った方がいいとき
- 高額な買い物をするとき
- ホテル、免税店など信頼性の高い店舗を利用する時
- ホテル、レンタカー、Wi-Fiなどデポジット(預かり金)を取られる場面での決済
ケロンくん
台湾ドルに両替するときのお得な方法
台湾ドルを調達するには日本円を両替する必要があります。
日本で両替をすることもできますが、手数料が高いので現地で両替する方がオススメです。
ここでは台湾ドルをお得に調達する方法を紹介します。
クレジットカードで決済(両替なし)
台湾でクレジットカード決済をすると、両替をすることなく買い物ができるので手数料の面でお得です。
クレジットカード決済をする際は、台湾ドルで支払うか、日本円で支払うかを選べます。
台湾ドルを選んだ方が安くなるのが一般的です。
お店で日本円ベースにて支払うと、お店側が設定した為替レートで支払うことになりますが、このレートにお店側が自由に設定した手数料が上乗せされるので高くなります。
一方、台湾ドルベースで支払うと、クレジットカーはいったん台湾ドルにて決済がされます。
そして、その情報がカード会社に届いた時の為替レートで、日本円の請求がくるという流れです。
カード会社では手数料を上乗せしないので、結果、支払う額が安くて済みます。
クレジットカードで海外キャッシング
クレジットカードで海外キャッシングをして現地通貨を調達すると、通常の両替より手数料が安い場合が一般的です。
たとえば、クレジットカードでの海外キャッシングを繰り上げ返済した場合、手数料が300円くらいで済むところ、現地で日本円を両替すると500円~1,000円取られてしまいます。
クレジットカードで海外キャッシングをするなら空港の両替所がオススメです。
空港で両替するとパスポートの提出が不要で、両替にかかる時間も短くて済みます。
※ATM手数料として30台湾ドル取られます。
▼ATMの操作方法
-
1,使えるカードを確認する
2.クレジットカードを入れる
3, ATM操作の言語設定を選ぶ(あれば日本語・Japanese、なければ英語・Englishがオスメ)
4,カードの種類で「他行卡・Other Card」を選ぶ
5,暗証番号を入力
6,クレジットカードのブランドを選択
7,どの口座から引き落とすか選択(信用卡帳戸・Credit Accountを選ぶ)
8,しばらく待つと、台湾ドルを引き出す画面が出るので必要な金額を選ぶ
9,台湾ドルとカードを受け取る
台湾でのカード利用についての口コミを紹介
台湾、現地ATMでクレカのキャッシングを利用しました。先ほどネットで返済したのですが、レート1元=3.47円でした💰 桃園空港での両替は約3.7円だったのでやはりキャッシングの方がお得ですね🤔 並ばなくて良いしぼったくられないし、何よりお得👌成田のレートは言わずもがな🤷♂️ #台湾観光
— くう太郎@台湾GO4~7日 (@ssds19) October 9, 2019
→キャッシングを利用する方も。
衛兵交代は中正紀念堂でしか見たことなかったけど初めて忠烈祠でみた!
円山駅までは初めてUber使ってタクシー乗った!配車もラク!料金も事前にわかるし支払いも設定のクレカ払いでやり取りなくてラク!しかも台湾タクシー安い! pic.twitter.com/bZPtzTkxTS— Keishi (@kc_kumiai) October 5, 2019
→やはりクレジットカードは必須ですね!
ただいま〜〜〜!あの5000円悔しいから、帰路は事前に申し込んだら3200円だって!(エアアジア)は〜〜〜↓
台湾2日目。両替した台湾ドルが足らず、クレジットカード決済ができないところが多くて、現金がどんどん減っていくという。。。電車賃足りるかな?などと、中学生のような悩みを抱いた笑
— ゆかりん⭐︎ (@wagonaigo) February 5, 2019
フォローしてる方が巻き込まれた #限界台北中秋節 などというハッシュタグで事の顛末追ってみたのだが、うちも初台湾のとき家族3人2万円(当時は超円高で約7200NTD)で過ごす羽目になったことを思い出し、台湾意外とクレカ使えないとかそういうの旅慣れないとわからないよねーと冷や汗。
— みほちん (@mihochinw) September 16, 2019
→クレジットカードが使えない場所はまだまだ多いようです。
台湾で気をつけるべきこと
台湾では交通マナーが非常に悪いので注意してください。
信号が青でも安全とは限らないので、必ず左右を確認して渡りましょう。
また、台湾では水道の水はそのまま飲めません。
水はスーパーマーケットやコンビニなどで買って飲みましょう。
より気をつけるならミネラルウォーターを買うのがオススメです。
台湾の治安、衛生環境
台湾の治安は比較的いい方ですが、人ごみにいく場合は盗難に気をつけてください。
衛生環境については、夜市でも比較的衛星状況はいいです。
ただし、しっかり火の通ったものを食べるようにするなど念のため注意しておきましょう。
台湾でオススメのクレジットカード
ここでは台湾でオススメのクレジットカードを紹介します。
エポスカード
エポスカードは年会費無料のVISAカードで、海外旅行傷害保険が自動付帯されています。
クレジットカードを持っていくだけで最大500万円、疾病治療では最大270万円、障害治療では最大200万円の補償が受けられるので、海外旅行者には人気のカードです。
また、デジカメなどの携行品が壊れた場合にも、3,000円支払えば最高20万円まで補償が受けられます。
エポスカード徹底解説!カラオケ・レストラン・旅行での優待特典・分割払い・手数料・支払日・締め日・tsumiki証券までこれを見れば丸わかり!【2020年最新版】
エポスカードの申し込みは、こちらから。
JCB CARD W
JCB CARD Wは18歳~39歳の方が申し込めるカードで、利用付帯の海外旅行傷害保険が付いています。
利用付帯なので、事前にカードで搭乗する公共交通機関の費用を支払うか、ツアー代金の支払いをしていれば保険が適用されます。
補償内容は最大2,000万円で、疾病治療や障害治療では最高100万円です。
JCB CARD Wを持っていればJCBラウンジも利用できる便利な1枚です。
JCB CARD Wの申し込みは、こちらから。

アメックスゴールド
アメックスゴールドは年会費29,000円(税別)、家族カードは1枚目年会費無料、2枚目以降は12,000円(税別)。
アメックスゴールドはカード会員・家族会員であれば通常年間99米ドル(約1万円)かかるプライオリティ・パス・メンバーシップに無料で登録できるのが魅力です。
アメックスゴールドであれば、通常27米ドルかかる空港VIPラウンジが年2回まで無料で利用でき、待ち時間に無料の軽食などを楽しめます。同伴者も1名まで一緒に利用できます。
自動付帯の海外旅行傷害保険
自動付帯の補償内容は、カード会員が最高5,000万円、カード会員の家族が最高1,000万円です。
疾病治療・障害治療ではカード会員・家族ともに最高200万円が補償され、携行品損害時も3,000円支払えば1旅行で最高50万円、年間100万円まで補償されます。
ただし、家族カード会員は自動付帯で補償が受けられないので注意してください。
利用付帯の海外旅行傷害保険
利用付帯の内容は、カード会員・家族カード会員は最高5,000万円、カード会員の家族は最高1,000万円です
疾病治療・障害治療はカード会員・家族カード会員ともに最高300万円、カード会員の家族は最高200万円です。
携行品の損害時はカード会員・家族カード会員・カード会員の家族ともに、1旅行で最高50万円、年間100万円まで補償されます。
「アメリカン・エキスプレス・ゴールドカード(アメックスゴールド)」は最強のゴールドカード。充実の保険・特典が魅力。旅好きな方にもオススメの1枚です。
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードの申し込みは、こちらから。

まとめ
台湾ではクレジットカードが使えない場所も多いですが、ホテルや飛行機のチケット代金、レンタカー、Wi-Fiの支払いなどにはクレジットカードが便利です。
また、海外旅行保険の付いたカードを持っていると、数千円払って旅行保険に入る必要もなく、現地で病院に行ってもお金が戻ってくるので安心です。
台湾では、クレジットカードと悠遊カードを使い分け、現地通貨は1日4,000円程度を両替して持っておくといいでしょう。
即日発行可能。海外旅行保険もついて年会費無料!マルイだけでなく、いろいろなお店1万店舗以上で割引や優待特典が受けられるお得なカードです。
- 保険(海外旅行)◎(自動付帯)
- 保険(国内旅行)-(付帯なし)
- 保険(盗難・紛失)あり
- 保険(ショッピング)なし
-
年会費がずっと無料のカードでは最高クラスの実力。入会3ヶ月は還元率2.0%・Amazon/セブン-イレブン/スタバでさらに還元率UP。
- 保険(海外旅行)○(利用付帯)
- 保険(国内旅行)-(付帯なし)
- 保険(盗難・紛失)あり
- 保険(ショッピング)あり
新規入会限定!ポイント4倍キャンペーン
最大1億円の保険付帯・プライオリティパス発行など、旅行・空港系特典はさすがのアメックス。書ききれない特典の数々です。家族カード1枚目は年会費無料なのがいいですね。
年会費(初年度) | 年会費(2年目~) |
---|---|
29,000円(税別) | 29,000円(税別) |
還元率(通常) | 還元率(最大) |
0.3% | - |
発行スピード(最短) | |
1週間以上 |
- 保険(海外旅行)◎(自動付帯)
- 保険(国内旅行)○(利用付帯)
- 保険(盗難・紛失)あり
- 保険(ショッピング)あり
-
▼ブログランキングにも参加中。ぜひ投票お願いします!

※クリックだけで完了します!
【この記事を閉じる前に!】今持つべき、オススメクレカは!?
1位 JCB CARD W
2位 楽天カード
3位 マイルが貯まりやすいアメックス
※当サイトの申込データを随時参照
■1枚目・メインカードにおすすめの1枚は?
【ほとんどの方にオススメ!】JCB CARD W
【ドコモユーザーならコレ!】dカード GOLD
■急ぎでカードが必要な方には
【店舗数No.1】 ACマスターカード
まとめ記事 → 即日発行クレジットカード
お金の管理、できてますか!?
コンビニで使った電子マネーも、お買い物で使ったクレジットカードも、お給料が振り込まれた銀行口座も、お金の出入りをこれ1つで確認できます。
収入・支出のバランスを知って改善できる、かんたん家計簿アプリ「マネーフォワード」
