ダイナースクラブが発行しているダイナースクラブプレミアムカードは、招待制のクレジットカードです。
応募要項がなく、詳細が公表されていないため、どういった基準でインビテーション(招待状)が送られているのかはまったくわかりません。
クレジットカードの審査基準の一つに「年収」があります。
ダイナースクラブプレミアムカードを手に入れるための年収目安は、いったいどれくらいなのでしょうか?
内容の正しさを保証するものではありません。
▼ダイナースプレミアムはインビテーション制!まずは一般カードからはじめよう
この記事の目次
ダイナースクラブカードの申し込みは、こちらから。
応募要項から推測する年収目安
プレミアムカードには応募要項がありませんが、レギュラーカードの応募要項は公表されています。
入会の目安:年齢27歳以上の方
引用:ダイナース(公式サイト)
記載されているのはこれだけです。
ここからプレミアムカードの年収目安を推測してみましょう。
年齢から推測する最低年収
ダイナースの申込資格を満たすことになる27歳の平均年収から推測していきましょう。
27歳(男性)の平均年収は約400万円。
ダイナースカードはステータスカードです。
少なくともこの平均年収を下回る応募者に対して、カードを発行している可能性は低いと思われます。
年収の最低ラインは少なくとも400万円以上
レギュラーカードの足切りラインが年収400万円だとすると、当然プレミアムカードも年収400万円以下での発行は難しいと考えるのが基本です。
応募要項から推測すると、年収400万円以下である場合インビテーションが送られてくる可能性は低い、ということがわかります。
限度額から推測する年収目安
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ダイナースクラブが発行するクレジットカードの限度額は、公式サイト上ではこのような記載です。
ご利用可能枠:一律の制限なし*ご利用可能枠は、会員お一人様ごとのご利用状況やお支払い実績などによって個別に設定しています。
引用:ダイナース(公式サイト)
「ダイナースクラブには限度額がない!」という話をよく聞きます。
正しくは限度額がないのではなく、他のカードのように一律の限度額を設定していないだけの話です。
言い方を変えれば、限度額を個別に設定することで年収に関係なく幅広く会員を集めている、と言えますね。
スタート時の限度額から年収を逆算してみる
限度額は個別に設定されていますが、プレミアムカードを使用し始めた段階での限度額の平均値がどれくらいかを推測してみましょう。
資料は一切公表されていません。
筆者(プレミアムカード保有者)および筆者の知人(プレミアムカード保有者:2名)、ネットで収集した情報などから、おそらく最初の平均的限度額は200万円程度だと推測されます。
ダイナースの支払いサイトは56日
ダイナースクラブの締日は15日、支払日は翌月10日です。
今月の16日に利用した代金の支払いは翌々月の10日になります。
つまり支払いサイトは最大で56日。
これはプレミアムカードも同じです。
プレミアムカード保有者の平均年収は約1,800万円以下
プレミアムカードの保有者が給与所得者の場合、所得税や社会保険料などを差し引いた手取り金額は額面の約7割程度と考えられます。
限度額が200万円、支払いサイトが56日、手取りが額面の7割、月給がX円としましょう。
可処分所得のすべてをカード決済すると仮定して、これらの数字からプレミアムカード保有者の平均月給Xの上限を逆算してみます。
0.7X÷31日(1ヶ月の日数)×56日<200万円
となるため、
【X<158.227】
です。
ちょっと乱暴な計算ですが、月収が約150万円の人が手取り金額をすべてダイナースプレミアムで決済すると、支払日には限度額いっぱいになってしまいます。
このことから、プレミアムカードの所有者の平均月収は150万円(年収1,800万円)より低いと推測されます。
ケロンくん
ダイナースプレミアム<ANA VISA プラチナ?
ANA VISA プラチナプレミアムカードの公式サイトには、利用可能枠がこのように記載されています。
利用可能枠:原則300万円~
単純に限度額だけの比較ですが、少なくともANA VISA プラチナプレミアムカードの方が上です。
年会費やブランドイメージだけで言えば、
ダイナースプレミアム>>>ANA VISA プラチナプレミアム
だと思いますが、実際はそれほどの差はないと考えられています。
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利用実績から推測する年収目安
では次に、利用実績から年収目安を推測してみましょう。
「利用実績〇〇円以上!」はすべて根拠なし
ネットなどに目を通すと、「ダイナースプレミアムからのインビテーションを受けるためには利用実績〇〇円以上が必要!」と書いてある記事を目にします。
しかし、これらにはまったく何の根拠もありません。
※あくまで当サイトの考えです。
もちろんプロパーカードを利用しなければインビテーションは来ませんが、可処分所得以上のムリな高額利用を繰り返す必要はまったくありません。
利用実績100万円でインビテーションが届いた例
筆者の知人は、ダイナースのレギュラーカードの入会キャンペーンをクリアするために半年間で100万円を利用しました。
その後はほぼ利用せず、次の年会費の請求が来る前に解約しようとしていたところ、何とインビテーションが届きました。
半年で100万円ですから、1ヶ月あたり16万円程度です。
この場合の年収目安を、さきほどと同様の方法で逆算してみます。
月収X円×70%(可処分所得率)=16万円
X≒23万円
よって年収は23万円×12ヶ月=276万円
となります。
これだと年収300万円弱の人に対して、プレミアムカードのインビテーションが届いたことになってしまいますね(汗)。
これは極端な例ですが、ダイナースプレミアムをめぐるこのような話はよく聞きます。
3つの基準からわかるダイナースプレミアムの年収目安
- 応募要項から推測した年収目安は400万円以上。
- 限度額から推測する会員の平均年収は1,800万円以下。
- 利用実績から推測する年収目安は300万円弱。
この3つのデータから何がわかるのでしょうか?
実際は発行会社の財務状況次第
上記の3つの基準にもとづいて算出した年収目安では、幅がかなり広いことがわかります。
概算であることもその理由の一つですね。
もっと大きいのは、年収目安や利用実績以外に、実は発行会社の財務状況や営業方針が大きく影響しているからです。
本当に凄かった富士銀行時代
日本におけるダイナースクラブは、1960年に富士銀行(現:みずほ銀行)が主体となって設立されました。
当時は日本在住の外国人やごく一部の富裕層向けのクレジットカードでした。
上位カードであるダイナースプレミアムにいたっては、その存在自体が謎で、外部に漏れることはないと言われていました。
インビテーションを乱発して会員数を増加。高値で売り抜けたシティ
出典:citi(公式サイト)
2000年に富士銀行の後を受け、ダイナースの運営にあたったのはシティグループでした。
しかし2015年にシティバンク銀行の撤退に伴い、カード部門の売却を決定します。
この時、プレミアムカードへのインビテーションを乱発し、プレミアムカード会員を一気に増やしたと言われています。
その結果シティは、三井住友信託銀行にダイナースを400億円で売却する事に成功しました。
相次ぐ改悪で会員減か。三井住友トラスト
シティにかわり新たにダイナースクラブの運営を行う事になったのが、三井住友トラストです。
まず最高3%あった還元率を1.5%まで落とし(ANAダイナースプレミアム)、ANAへのマイル移行数も年間4万ポイントまでに半減させました(ダイナースプレミアム)。
このことに反発した多数の会員が解約して他のカードに移ったと言われています。
結局は発行会社の財務状況次第
これらの歴史を眺めてみると、インビテーションの発送はカード会社の営業方針や財務状況に左右されていることがわかります。
年収は一定の目安ではありますが、状況次第でその基準はかなり変わると思って間違いないでしょう。
実はそれほどハードルが高くないダイナースプレミアム
ダイナースプレミアムの限度額はANA VISA プラチナプレミアムカードよりも低く、年会費はアメックスプラチナと同額です。
VISAもアメックスもどちらも申し込み制で募集しているクレジットカードです。
インビテーション制のため幻想を抱いている人もいますが、「実はそれほどハードルが高くないのではないか?」と考えることもできます。
幅が広いから年収目安も広い
さきほどの3種類の基準で計算した年収目安の幅が広いのは、そもそもカード自体の幅が広いからに他なりません。
アメックスはレギュラーカードからブラックカードまで4段階あるのに対して、ダイナースはたった2段階で会員を分けています。
そのため一つ一つの幅は、当然広くなります。
それはそのまま、年収目安の広さにも当てはまると言えるでしょう。
プラチナカードを提示したら店員の態度が変わる?
「ダイナースクラブプレミアムを提示したら店員の態度が変わりました!」と言いたいところですが、実際は残念ながらまったくありません。
筆者は5年間利用していますが、驚かれたのはドラッグストアで1度だけです。
異性や同僚から何かを言われたことはありませんし、はじめてのお店で特別サービスを受けたこともありません。
国内でも海外でも同じです。
そもそも世の中の多くの人はクレジットカードの種類にまで興味はありませんし知識もありません。
おまけに最近は券面が黒いカードが多いため、むしろゴールドカードを出した方が驚かれる場合すらあります。
たいていの人にはチャンスがある!
実はそれほどハードルが高くないダイナースクラブプレミアムは、大抵の人であれば持つことが出来ますし、そのチャンスも多いです。
次章で、プレミアムカードの攻略法を述べたいと思います。
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ダイナースクラブプレミアム攻略法
では今までの内容を踏まえた上で、実際にどうやって攻略していくのかを最後にお伝えしたいと思います。
年収が400万円以上なら迷わずトライ
年収400万円を超えていれば、十分に可能性はあります。
うまく行けば1年以内にインビテーションがあなたの手に届く可能性も!
手順その1.ダイナースクラブカードの入会キャンペーンをチェック
まずダイナースクラブカードの入会キャンペーンをチェックしてみましょう。
ほぼ1年中キャンペーンをやっていますので、内容のチェックだけでじゅうぶんです。
たいていの場合、期間中に100万円を利用するとクリアするものばかりです。
手順その2.欲しい物、前倒して買えるものをリストアップ!
欲しい物、前倒して買えるものをリストアップしてみましょう。
それらを日々の生活費と合わせて100万円が突破できそうであれば、ダイナースクラブカードに申し込みをしましょう。
手順その3.一気に購入してキャンペーンを楽々クリア!
カードが手元に届いたら、リストアップしておいたものを一気に買っていきましょう。
おそらくキャンペーンの条件は楽々クリアできるはずです。
手順その4.あとはインビテーション待ち
あとはムリな利用をせず、普通に使うだけでじゅうぶんです。
キャンペーン突破でたまったマイルを何に使うかを考えて待ちましょう。
あとは三井住友トラストの営業方針や財務状況しだいですが、遅かれ早かれインビテーションが届くと筆者は考えています。
年会費の高さをどう考えるか?
プレミアムカードは年会費が高いので、ムリして持つようなものではありません。
上でご紹介したように、持っていても大して驚かれる事もありません。
ただし還元率が高いため、工夫して使っていればすごい勢いでマイルをためることが可能です。
私の場合、高い年会費はマイルをためるための必要経費と割り切っています。
東南アジア往復エコノミークラス2名分の料金程度の年会費を支払うと、東南アジア往復ビジネスクラス程度のマイルがたまるので、それでじゅうぶんに納得しています。
逆に飛行機に乗って旅行に行かない人の場合、特別な理由がない限りこのカードを持つことはオススメしません。
サービスや特典を利用する機会がないため損が多いです。
▼ダイナースプレミアムはインビテーション制!まずは一般カードからはじめよう
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まとめ
ダイナースプレミアムのハードルは、実はそれほど高くありません。
ダイナースクラブカードを作り、攻略法通りに利用すれば誰にでも手に入れることができるチャンスはあります。
年会費は高いですが還元率も高いので、あっという間にマイルがたまります。
ためたマイルでビジネスクラスやファーストクラスでの旅行に憧れる人は、ぜひトライしてみてください。
内容の正しさを保証するものではありません。
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