レストランや国内外のホテル・空港などでの特典も多く、大変使い勝手のいいダイナースクラブカード。
アメックスと並びハイステータスカードを代表する1枚ですが「ダイナースは使える場所が限られている」という話を昔からよく耳にします。
いっぽう、使い勝手の良さは誰でも認める日本唯一の国際ブランドを擁するのがJCBカード。
日本国内はもちろん、ハワイや韓国・香港や東南アジアをはじめ日本人が渡航する場所であればほとんどの場所で使えるクレジットカードとして広く知られています。
「ダイナースクラブカード」と「JCBカード」、お互い正反対の特徴を持つ印象のあるクレジットカード。
しかし、実はこの2社のクレジットカードは提携をしているため、ほとんどのJCBの加盟店において、ダイナースクラブカードでも決済することができるようになっています。
この記事の目次
ダイナースクラブカードの申し込みは、こちらから。
ダイナースが使える!
出典:JCB(公式サイト)
「ダイナースとJCBは提携している」とお話ししましたが、その提携は業務上どの程度のものなのでしょうか?
本当にJCBの加盟店でダイナースクラブカードが使えるのでしょうか?
「JCBとの提携によりJCB加盟店での利用可能」は本当!
JCBカードは、加盟店加入のメリットをこのように紹介しています。
JCBカードに加盟すると、JCBカードの他、アメリカン・エキスプレスのカード、ダイナースクラブカード、ディスカバーカード、銀聯カードの取り扱いも可能になります。
そのほか、電子マネーやギフトカードなど、幅広い決済方法がお取り扱い可能です。
これをご覧いただくとおわかりのとおり、「JCBの加盟店になるとダイナースクラブカードが利用出来る」ことがわかります。
「JCBが使える店舗であればダイナースクラブも使える」という話は都市伝説でも何でもなく、正真正銘、本当の話なのです。
ケロンくん
ただしJCB加盟店の一部店舗では利用出来ない場合もあり
残念ながらすべてのJCB加盟店でダイナースクラブカードが利用できるわけではありません。
9割以上の加盟店では利用できますが、ごく一部のJCB加盟店ではまだダイナースクラブカードを利用することができません。
ケース1 JCBと直接加盟店契約を結んでいない場合
JCBカードはダイナースクラブカード以外とも提携しています。
たとえば、アメリカン・エキスプレス・カードなどがそうです。
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そのため、アメリカン・エキスプレス・カードの加盟店では、JCBと直接加盟店契約を結んでいなくても、JCBカードを利用することができます。
ただしこのような契約形態の店舗では、JCBカードを利用することはできても、ダイナースクラブカードは利用できません。
ケース2 クレジットカード決済の代理店を間にはさんでいる場合
カード会社と直接加盟店契約を結ばなくても、店舗側がクレジットカード決済を利用することができる場合があります。
JCBなどのカード会社と加盟店の間に決済のための代理店をはさんでいる場合などがそうです。
間に代理店を挟むことにより、顧客がクレジットカード決済をした代金を早く回収することができなどのメリットが発生します。
このような契約形態の場合、JCBカードは利用することができてもダイナースクラブカードが利用できない場合があります。
なぜ他社ブランドが使えるの?
JCBにとってダイナースクラブはライバル会社です。
わざわざ自社の決済網を使わせてあげる必要などないようにも思えるのですが、どうしてこのように提携しているのでしょうか?
JCBが業務提携をしているカード会社はダイナースクラブやアメックスであって、VISAやMastercardではありません。
なぜなら広範囲の決済網をすでに持っているVISAやMastercardにとって、JCBと提携するメリットは見つからないからです。
JCBカードはVISAやMastercardと対抗するために、JCBを中心としてそれ以外のカード会社と提携しているのです。
1社1社では細い決済網を業務提携により補い合っています。
加盟店相互開放について
実はこういったカード会社同士の業務提携を、加盟店相互開放といいます。
加盟店相互開放とは、クレジットカード会社やブランドが開拓した加盟店を、他のクレジットカードやブランドでも使えるように解放することを指します。
その形態にはいくつかのタイプがあり、国際ブランド同士が相互開放している場合や、ブランドライセンスをクレジットカード会社に提供する加盟店解放なども。
ダイナースは今では国内の大部分およびほとんどのネット通販で利用可能に
こういったカード会社同士の加盟店相互開放により、現在のダイナースクラブカードは国内の大部分の店舗および多数のネット通販で利用することが可能になっています。
「使えない場所が多いダイナースクラブカード」というのはもうすでにかなり昔の話で、現在ではほとんどの場所で安心して利用することができます。
「ダイナースは使える店舗が少ない」という話はかなり昔の話なのです。
TRUST CLUB(プラチナマスターカード)が何と年会費無料で追加発行可能に!!
ダイナースクラブカードと言えばステータス性は高く特典も素晴らしいカードですが、海外での使い勝手には問題の残るカードでした。
海外は決済できない場所が多く、ダイナースクラブの会員が海外へ行く時は、必ずVISAもしくはMastercardをサブカードとして持っていました。
これらのデメリットが、ついに解消される日が来ました。
コンパニオンカードが年会費無料で追加発行開始へ!!
2019年7月23日より、ダイナース会員にはコンパニオンカードとして「TRUST CLUB(プラチナマスターカード)」が年会費無料で追加発行ができることになりました。
この無料発行されるマスターカードブランドのコンパニオンカードをもつことで、マスターカードの決済網を利用できるようになります。
マスターカードはVISAに次ぐ決済網を持っているため、今までのように海外ようにサブカードを作る必要はありません。
ダイナースプレミアムにとって最大の欠点であった決済性の悪さが、これで完全に解消されてしまいました。
▼Mastercardのグレード
- ワールドエリート
- ワールド
- プラチナ
- チタン
- ゴールド
- スタンダード
コンパニオンカードの特典もあらたに付与!
Mastercardのプラチナは、ダイナースとは異なるさまざまな特典(「Taste of Premium」)を有しています。
これらの特典も、「TRUST CLUB(プラチナマスターカード)」を追加発行することにより利用することが可能です。
- ダイニングBy招待日和
- 国際線手荷物宅配優待サービス
- 国内高級ホテル・高級旅館
- 国内ゴルフ
- 海外ホテル・航空券
- 空港クローク優待サービス
- 海外用携帯電話・Wi-Fiレンタルサービス
- ふるさと納税特別優待
ダイナースが使えない!!
いっぽう、いまだにダイナースが使えない場合もあります。
かなり特殊なケースではありますが、どういったケースでダイナースが使えないのかを見てみましょう。
ケロンくん
ICチップが読み取れない!
ダイナースクラブと直接加盟店契約を結んでいる加盟店でも、ダイナースクラブカードが利用できない場合があります。
ダイナースクラブカードは2016年の春からICチップを搭載したクレジットカードの発行を開始しました。
2016年の春以前より会員の人たちには、カード更新時にICチップを搭載したクレジットカードを発行しています。
そのため、現在ダイナースクラブカードの会員は、ICチップ搭載型のクレジットカードを持っている人と、旧タイプのクレジットカードを持っている人が混在しているのです。
この状況は加盟店側も同じで、ICチップを読み取ることができる端末を持っている加盟店と、ICチップを読み取ることができない加盟店が混在しています。
このような理由により、旧カードだったら利用出来たのに新カードになったら利用できなくなってしまった加盟店が出てきています。
▼「ICチップ」について詳しくはこちら
Paypalで使えない!
Paypal(ペイパル)は、世界で2億5千万人以上が利用しているオンライン決済サービスです。
店舗側にクレジットカード情報を提示する必要がないため、国内のみならず海外のネット通販などを利用する場合には大変安全で便利なサービスです。
Paypalのアカウントを作成し、持っているクレジットカード(もしくは銀行口座など)を登録しておくと、Paypalで決済した場合の利用料金が登録したクレジットカード(もしくは銀行口座など)から引き落とされます。
Paypalのクレジットカードの登録は、VISAやMastercardはもちろんのことダイナースクラブカードでも行うことができます。
しかし、ダイナースクラブカードを登録してPaypalで決済をしても、ダイナースクラブカードでは決済されません。
ダイナースクラブカードはアメリカのディスカバーカードと業務提携しており、ダイナースクラブカードをPaypalに登録してもディスカバーカードとして認識されてしまうのです。
そのため、ダイナースクラブカードを登録したPaypalで買い物をしてしまうと、国内の商品を購入したにもかかわらず、Paypalで決済したすべての取引に為替手数料がかけられてしまうのです。
コンパニオンカードを利用してMastercardとして決済するようにしましょう。
ダイナースが使えない場合の解決方法
ダイナースブランドが使えない場合は、無料発行できる「コンパニオンカード(マスターカードブランド)」を利用してください。
マスターカードブランドを利用することで、こういった悩みのほとんどは解消されるはずです。
まとめ
「内容は素晴らしいけれど、使い勝手が悪いダイナース」というのはもう随分昔の話で、今はJCBカードとの業務提携により「内容は素晴らしく、使い勝手はほぼJCBと同じダイナース」に生まれ変わっています。
さらに「コンパニオンカード」の登場でより使いやすいカードに生まれ変わりました。
「使えないお店が多いからやめておこう」と思いダイナースクラブカードを持つのを断念してしまった方はぜひ、これを機会にダイナースのすばらしさを体験してみてください。
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