キャッシュレスの波が進む日本では、新手の手口で詐欺が横行しています。
巧妙な手口により騙されてしまう方が増えつつあるのをご存知ですか?
クレジットカードを不正使用されない為にも、今回は詐欺防止のために知っておくべき情報をご紹介します。
この記事の目次
詐欺の流れ
▼新しい詐欺行為の4ステップ
- カード会社になりすまして電話をしてくる
- 生年月日などの個人情報を聞かれる
- 不正使用が起こっていることを伝えられる
- 警察へ連絡することを推奨される
ツクレカとしてもこの詐欺行為には大きな危機感を抱いており、詐欺防止の為に正しい情報を拡散していきたいと考えています。
ステップ1・電話が掛かってくる
詐欺行為は電話が掛かってくることから始まります。
電話を受けた場合は、会話の流れで詐欺が始まります。
仮に電話を受けなかった場合でも、留守電に「カードに関する緊急のご連絡があります」と入り詐欺に巻き込まれる可能性が高いです。
新手の詐欺行為はまさに「振り込め詐欺のカード会社バージョン」といった感じです。
カード会社になりすまして電話をしてくることから引っかかる可能性が極めて高いです。
ファーストコンタクトで電話に出るかどうかに関わらず、カード会社のふりをして電話をしてくるため自然とコンタクトを取ってしまうケースが多いでしょう。
ステップ2・個人情報を盗まれる
詐欺業者とコンタクトを取ると、本物のカード会社のように礼儀正しい口調から詐欺が開始されます。
内容は「本人確認」→「請求額に関する内容で話」の2段階で進みます。
最初に「お名前と生年月日を教えて頂けますか?」と聞かれます。
これは本物のカード会社に連絡をした場合も似たような内容であり、「名前」・「生年月日」などの個人情報で本人確認がなされますよね。
この時点で、自分の名前や生年月日などの個人情報を盗まれているため、本当に今回の詐欺は厄介です。
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本人確認と称して個人情報を盗まれた後、「〇月〇日に○○円の利用がありますが~」と話が進んでいきます。
「御社のカードは持っていませんし、その請求額は記憶にありませんね」と回答しても(嘘ですが)記録があると言われます。
要するに、「カードを持っていない」や「使った記憶がない」と回答されるのは想定済みであり、最終的に不正使用に繋げるというのが今回の詐欺手口です。
ケロンくん
ステップ3・不正使用の可能性を伝えられる
上記のように会話が進んでいき、「不正にカードを作られている可能性があります」やという点に着地します。
ここまで話が進むと、カードに詳しくない方は不正に使われた請求額に対してゾッとする方も多いでしょう。
不正使用と言っても請求が自分のところへやってくるのですから、高額な請求に対して「どうしよう!」と不安を感じますよね。
クレジットカードの不正使用は「事件」なので、詐欺師はここで「警察」への連絡を促してきます。
ステップ4・警察への転送をアドバイスされる
不正使用に関する話をきっかけに、今回の詐欺行為は仕上げに移ります。
「こちらは警察署と連携しているので、このまま警察へ事件情報を転送することができます」と言われます。
ここで警察署への転送をお願いすると、「警察への連絡は終わりましたので、事件に関しては捜査が開始されます」と告げられます。
しかし、「それとは別に請求額に関してはお支払いいただく必要がありますので、○○へ請求額の振り込みをお願い致します。」という感じで話が進むはずです。
ここの違いをしっかりと意識しておきましょう。
詐欺防止の為に覚えておくことは1つだけ
さて、今回の新手の詐欺を防止するために覚えておくことは
「カード会社の電話番号は決まっている」
という点だけです。
ここをしっかりと認識しておけば絶対に騙されることはありません。
不明な番号で電話をしてくることは絶対にない
カード会社の連絡というのは、社員の個人携帯電話や新しい電話番号から電話をしてくることがありません。
これは実際に不正使用された場合でも同じであり、基本的にメールで連絡が来てから自分で「盗難紛失窓口」に電話をするのが一般的です。
カード会社の数はそれほど多くない
自分の知らない間に不正にカードを作られている場合でも、そのカード会社から知らない番号で連絡が来ることはありません。
「○○のカード会社ですが」という風に電話が掛かってきたら、まずそのカード会社の公式な電話番号をWebで調べましょう。
日本のカード会社の数は思っているより少なく公式の電話番号は簡単に調べられます。
「カード会社名」+「電話番号」で検索しよう
詐欺師から電話が掛かってくるということは、相手の電話番号がわかりますね。
電話番号がわかれば「カード会社名」+「電話番号」で検索することができ、本当に存在するカード会社の場合は絶対にWebでヒットします。
どんなカード会社であってもほぼ100%の確率でWebでヒットすることを覚えておきましょう。
もし、相手の電話が非通知なら間違いなく無視してOKです。
カード会社は、透明性を保って信頼を扱うという意味から必ず通知で電話をしてきます。
詐欺師に逆質問すべき4つのこと
詐欺師を撃退するためには……
▼詐欺師に聞きたい4つのこと
- 相手の会社名
- 電話番号
- 部署名
- 担当者名
の4つを最初に逆質問しましょう。
詐欺師にとって上記の4つはもっとも聞かれたくない情報です。
詐欺師によってはこの4つも完璧に設定を作りこんでいる可能性がありますが、どちらにせよ嘘ですので実在する人物ではありません。
適当に話を聞き流したうえで、正しい電話番号へ自分からかけなおす、これが一番重要なポイントです。
その情報は詐欺師間で共有されさらに悪用される危険性が高いです。
クレジットカードの詐欺被害に関する口コミ
本日、生駒市で家電量販店店員を名乗る不審電話が相次いでいます。「あなたのクレジットカードで買い物をした者がいる」などと言うなどといって、警察官や金融機関職員を装ってキャッシュカードをとりにくる詐欺の手口です。今後、同様の電話がかかってくるおそれがありますので、十分ご注意ください。
— 安全いこま (@ikoma_seikatsu) February 12, 2020
本日、箕面市内において、百貨店の従業員を騙り「あなたのクレジットカードが悪用されている。」
といった不審な電話が多数かかってきています。
電話でのお金やカードの話は全て詐欺です。
電話を切断して、周囲の方に相談又は警察に連絡ください。
箕面警察署(電話番号:072-724-1234)— 箕面市市民安全ツイッター (@Minoh_Anzen) February 21, 2019
オレオレ詐欺対策本部の婦警さんから電話。うちの地域で「〇〇デパートですがあなたのクレジットカードが不正に使用されました。そのクレジットカードを回収にお伺いします」とかの詐欺電話が多いらしい。そんな時は黙って切るか「クレジットカードは一枚も持っていません」と言うようにですって。
— 愛.。.:*・゚♡★♡゚・*:.。 。.:*・゚ (@kirara8612) January 25, 2019
→最近はカード会社を騙るだけでなく、ショッピング店員のフリをしてクレジットカードを盗もうとする手口もあるようです。
必ず店舗名を聞き出した上で、実際に店舗の方へ確認の電話を行うよう心掛けましょう。
詐欺が多発している一方で、実際に不正使用されていたケースも
今日、クレカが第三者によって不正使用された可能性があるので一旦停止したとのメール通知があった。記載の電話番号が怪しくないか調べてから折り返したら、本当に不正使用されてた、というか、されようとしてた。通知をなんかの詐欺?と疑って、ごめんなさい!検知してくれて、ありがとうこざいます!
— なお (@naobachan) November 28, 2018
今日クレカ会社から電話があって何かと思ったら、クレカ不正使用されてたみたいで13万使われてるのご本人様ですか….?って聞かれてびっくりした….。そんな金額使わないよ….。
クレカ会社が止めてくれて請求はこないけど、クレカは新しく変えなきゃいけなくなってしばらく使えない….😭— うたの (@utano0615) November 27, 2018
→紛らわしいですが、「自分からカード会社に連絡をする」この1点を守って見分けられるようにしましょう。
不正使用は盗難紛失補償があるので心配ない
最後に不正使用の請求額について解説しておきますが、クレジットカードを不正に使われた場合は「盗難紛失補償」によって全額補償されます。
この保険はショッピング保険とは違って不正使用に対する自動付帯の保険であり、この保険が備わっていないカード会社はほぼありません。
盗難紛失窓口の電話番号を調べよう
不正使用の可能性があるなら、盗難紛失窓口へ電話をすれば一発で解決できます。
各カード会社ごとに専用の連絡先が設けられているため、しっかりとチェックしておきましょう。
イオンカードで詐欺被害にあったらどこへ連絡すべき?
▼連絡先
- 0570-079-110 (ナビダイヤル:有料)
- 043-331-0100(有料)
- 受付時間 9:00~18:00・年中無休
出典:イオンカード公式
盗難・紛失のご連絡いただいた後、直ちに弊社にてカード無効手続きを行います。
無効手続き後はカード再発見のご連絡をいただいてもご利用できませんので、予めご了承ください。カードの紛失・盗難以外のお問い合わせはお受けできません。
万一不正使用された場合、イオン銀行がカード紛失の届け出を受理した日を含めて61日前にさかのぼり、その後に発生した損害額について全額補填いたします。
引用元:イオンカード
楽天カードが詐欺被害に遭ったらどこへ連絡すべき?
▼連絡先
- (国内)0120-86-6910・フリーダイヤル
- (国内)092-474-9256・有料
- (海外)81(国コード)-92-474-9256
- 受付時間 年中無休・24時間対応
出典:楽天カード公式
イオンカードの詐欺被害と同じく届け出を出した60日前にさかのぼり、それ以降の詐欺被害額を全額楽天カード側が負担してくれるようになっています。
JCBカードが詐欺被害にあったらどこへ相談するべき?
▼連絡先
- 0120-794-082(24時間・年中無休)
出典:JCBカード公式
海外で詐欺被害に遭ってしまったり、不正使用されてしまったりした場合はその国ごとのカードデスクへ連絡する必要がある点はご注意ください。
>>海外渡航時のJCBサポート電話番号一覧はこちら
エポスカードが詐欺被害にあったらどこへ相談するべき?
▼連絡先
- 03-5340-3333(24時間受け付け)
出典:エポスカード公式
海外で詐欺被害に遭ってしまったり、不正使用されてしまったりした場合はその国ごとのカードデスクへ連絡する必要がある点はご注意ください。
>>海外渡航時のエポスカードサポート電話番号一覧はこちら
まとめ
このように日々詐欺の手口は進化しています。
詐欺被害にあわないように、クレジットカードの仕組みなどについて日々学んでおきましょう!
詐欺から身を守るポイントは、「必ず自分が調べた番号に自分から電話をする」ことです。
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